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【海外ミステリ】 ジル・チャーチル『君を想いて』


◇本書から (戸田早紀訳 創元 2010)
『「もう消えちゃったんだよ。たぶんあの頭のおかしなお婆さんが言っていた共産主義者だと思う。大きなステッキを持って長い茶色の髪をして、何やら赤い帽子をかぶっていたもの。あとをつけて行ってみる。車に残っててくれ。ハワードになんとか知らせる手段があればいいんだけど」
「ロバート、あなたがもしその人に追いつけるなら、私が町まで運転していってハワードに知らせるわ」
 理論的には素晴らしい計画だったが、ロバートはどうしてもデューセンバーグをリリーに運転させたくなかった。リリーはデューシーを運転したことが数回しかなく、カーブがあまり得意ではないのだ。だがぐずぐずしている時間はない。ロバートはしぶしぶこの計画に同意して森の中に入っていくことにし言った。
「とにかくゆっくり気をつけて運転するんだよ」
「ばかばかしい」リリーはひとり呟き、運転席に移った。』


◇グレイス&フェイヴァー・シリーズの5作目は、養護ホームの手伝いをすることになったリリーとロバート兄妹が入所者の不審な死亡事件に巻きこまれる。フランクリン・ルーズヴェルトの大統領就任宣言(1933年3月)を聞きにロバートがワシントンに出かけるシーンから始まり、その時代考証もなかなかの楽しみ。
 引用は、ロバートの愛車デューシーを嫌々ながらリリーに貸し運転させるシーン。"バターミルク色のボディー"と記されていたり、彼の愛着ぶりが何箇所かに出てくる。"It Had to Be You"という原題がどうしてついたのか読後になっても分かりにくかったなぁ…邦訳タイトルもピントこないし(^^; (2010.7.18 #642)
ジル・チャーチル作品のセレクション
p.s.デューセンバーグが登場するミステリといえばエラリー・クィーンが有名。詳しい解説サイトがありました。
エラリイと車(愛車)

| ミステリーとクルマ | 21:23 | comments(0) | trackbacks(0) | home↑

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