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【海外ミステリ】 C.J.ボックス『沈黙の森』


◇本書から (野口百合子訳 講談社 2004)
『ワイオミング州トゥエルヴ・スリープ郡では、昼夜そして季節を問わず銃声が轟くのはまったくめずらしいことではない。誰もが銃を持っている。牧場労働者がコヨーテを撃っているのかもしれないし、町の連中が照準を調整しているのかもしれない。パーン、ビシュッ。
 ジョーは、二度目の銃声が聞こえた北西に目を走らせた。山のふもとのあたりだ。生い茂った森がとぎれて、丈の高いヨモギが熱気に青くゆらめいている。銃声は遠くからだった。5キロから8キロは離れている。
 八歳の黄色いラブラドール犬マキシーンも音を聞いて、緑のフォード・ピックアップの下の日蔭から飛び出してきた。出番だとわかっているのだ。<ワイオミング州狩猟漁業局>のロゴがついた助手席側のドアをジョーが開けてやると、犬はジャンプして乗り込んだ。ドアを閉める前に、彼はウィンチェスター270ライフルとスコープを座席の後ろの携帯用ケースから抜き、後部のガン・ラックにかけた。
 ピックアップ・トラックに乗り込む間に、さらに二発続けざまに聞こえた。一発目の銃声は森と草地を抜けていった。二発目はあきらかに命中した。少なくとも二頭、おそらくは三頭の獲物が倒されたようだ。』


  C.J.ボックスのデビュー作、ワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケット・シリーズ第一作は、ジョーの家の庭で事切れた狩猟ガイドの事件を探るうちに郡での開発をめぐる大きな陰謀に迫る。自然保護をめぐる野趣たっぷり舞台仕掛けは好みだが、やはり荒削りなストーリー展開など気になってしまう。
引用に出てくるジョーのフォード・ピックアップのほか、殺されたガイド達の埋葬にいっしょに埋められる1989年型F250XLTラリアート・ターボディーゼル、ハンターたちの古いインターナショナル・スカウト、前任管理官のシボレー・サバーバンなど。(2010.8.21 #646)
[photo] 1989 Ford F250 XLT Lariat Ref.forum.gon.com

C.J.ボックスのセレクション

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