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【海外ミステリ】ジョー・R・ランズデール『アイスマン』


◇本書から (七搦理美子訳 早川 2002)
『というわけで、独立記念日の夜、三人は盗んできた白のシェヴィに乗り込んで、ファットボーイは運転席、ビルとチャプリンはそれぞれ助手席と後部座席、花火の屋台に向かい、店が閉まる十時数分前に到着した。
 ファットボーイは車に残った。ビルとチャップリンはローンレンジャーのマスクをつけると、車から降りて屋台に向かった。そこではベッドカバーにすればバングラディッシュの国土の大半を上に載せて揺り動かすことができそうな特大サイズのムームーを着た太った女が、ローマ花火と火口とマッチを買っていた。<中略>
 マスクとビルとチャップリンに最初に気づいたのは女のほうだった。「ねえ、今夜は独立記念日よ、ハロウィーンじゃなくて」
「知ってますよ、奥さん」ビルは答えた。「こいつをつけたら少しはかっこうよく見えるかと思ってね」
「ふうん、でもそうは見えないわ」
「そうだろうとも、そういうあんたはまるで陸に上がったクジラみたいだ」チャップリンが言った。』


◇読みもらしていた東テキサス沼地もの。金に困ったビルが仲間と花火屋を襲おうとする(引用のところ)が、失敗し沼地へ逃亡するが、ヌマヘビに追いかけられたり蚊の大群に体中をさされ奇妙きてれつの腫れた顔つきになってしまう。そこを旅回りフリークショー(奇形の人を見世物にする)の座長に救われ彼らと旅をする。ここから、俄然ホラー描写が多くなるものの、タイトルになったキリストの遺体とも言われるアイスマン、ビルとドッグマンのヒューマンなつきあい、最後は全ての善を破壊しようとするイヴ…とても象徴的な物語となる。
 引用に出てくる車以外は、座長のシェヴィ・ステーションワゴン、モーターホームなど一座の車がたくさん。(2010.9.3 #649 TWMUより更新)
ランズデール作品のセレクション

| ミステリーとクルマ | 17:58 | comments(0) | trackbacks(0) | home↑

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