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【海外ミステリ】 ブライアン・グルーリー『湖は餓えて煙る』


◇本書から (青木千鶴訳 早川 2010)
『医者から癌の告知を受けたとき、キャディラックを買うための貯金はわずかに目標額に達していなかった。父は土曜の夜のアルバイトを始めた。その後の検査結果から余命が判明すると、父は診療室を飛び出して、そのまま車を飛ばし、グレイリングのカーディーラーへ向かった。そしてその場で、中古の69年式ポンティアック・ボンネヴィルを買った。ゴールドの車体に、クリーム色のビニール製ルーフ。パワーウィンドウに、パワーシート。エアコン。そして、水泳プール並の大きさをしたトランク。
 父はその車に乗って帰宅した。母はそれを一目見るなり、大きく顔をゆがめた。まるで今にも泣き出しそうだった。』

--COMMENT--
 新聞記者出身(現在もウォール・ストリート・ジャーナルのシカゴ局長だそう)の著者のミステリ処女作。デトロイト近郊の寂れゆく田舎町で、主人公の地元紙記者が少年時代に恩師となったアイスホッケーチーム・コーチの謎の事故死を追う。アイスホッケーの仲間たちやゲーム戦略など、新鮮で面白かったものの、たくさんの登場人物や出来事の多さなど満載のストーリーはなんとポケミス550ページの大作となっており、読みきるにはホッケーのゲームに出場するぐらいのスタミナがいりそうなほど。
 引用は主人公の父親のボンネヴィルについて書かれたところで、父親が亡くなってからも愛車を残し時おりエンジンをかけたり整備を続けるなど後段まで何度も"ボニー"の愛称で登場させている。地元紙女性記者の赤いホンダ・シビック、主人公ガス(地元紙編集長代理)の"初めてもらった給料で買った中古のフォード・ピックアップトラック"、元コーチのトヨタ・カムリなど。(2010.11.4 #660)
[photo]1969 Pontiac Bonneville Ref.HoggyStyle

| ミステリーとクルマ | 09:47 | comments(0) | trackbacks(0) | home↑

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