PREV| PAGESELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | コメント(-) | トラックバック(-) | home↑

≫ EDIT

【海外ミステリ】 エド・マクベイン『ビッグ・バッド・シティ』


◇本書から (山本博訳 早川 2005)
『ソニーはリヴァーヘッドに夜明け前についた。キャレラの家から4ブロックほど離れた夜間営業の駐車場に盗んだ車を停めた。[中略]  彼がしばらくの間つけ回していたシボレーは、キャレラの家の車庫の前にとめてあった。これには驚いた。彼はざっと家を見回した。灯りは一つもついていない。彼はドライブウェイの脇の芝生の上をそっと歩いてまっすぐガレージの横のドアまで行った。家とガレージの間。ここが最も危険な場所だ。家の中から見られる可能性がある。しかし、まだ外は暗い。しかも彼も黒い―これもおかしかった―彼はちゃちな錠を簡単にあけた。彼はすばやくドアを開け、また同じようにすばやく閉めた。
 彼はすばやくドアを開け、また同じように素早く閉めた。ガレージの中には車が二台あった。これでキャレラがなぜ傷だらけの警察車をドライブウェイにとめたかがわかった。
 ソニーはデザート・イーグルをベルトから取り出した。腕時計を見た。6時10分前。彼の推測では一時間後にキャレラはあの世行きだ。』

--COMMENT--
 87分署シリーズ第49作は、修道女が殺される事件、クッキー・ボーイとよばれる空き巣狙いのからむ事件、そしてキャレラを追うソニー・コールのストーリーが重なり合いながら進行する。たくさん交わされる修道女についてのいジョーク、複数の出来事の場面のスムースな転換、行間のほっとした街の情景描写など、まさに円熟のマクベイン(72歳!)。例えば、お気に入りの一節。
《…日曜日の夕暮れは、ローズピンクから、濃いばら色へ、そして赤みがかったラベンダー・ブルーから紫、黒と変化し、とうとう金色に輝いた夏の日が暮れた…》
 引用は前科者ソニーがキャレラを亡き者にしようと迫るシーンで、キャレラとブラウンのいつもの車が整備中のため代車に乗って帰っていた。他に、ソニーが借りていたグリーンのホンダ、追突事故を起こした女性のビュイック・ステーションワゴンなど。(2010.11.18 #663)
マクベイン作品のセレクション

| ミステリーとクルマ | 13:39 | comments(0) | trackbacks(0) | home↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://titoh44.blog29.fc2.com/tb.php/1376-9f38d762

TRACKBACK

PREV | PAGESELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。