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【海外ミステリ】 デボラ・クロンビー『警視の覚悟』


◇本書から (西田佳子訳 講談 2010)
『「アクセスは?」バブコックは乱暴な口調できいた。
「巡査の話だと、バーブリッジからまわっていくしかないみたいです。いまナントウィッチの近くを走っているので、よかったら迎えに行こうかと――」
「いや、いい。自分の車で行く」バブコックは以前ラーキンの車に乗せてもらったとき、今後なにがあっても二度と彼女の車に乗るまいと心に決めたのだった。ラーキンは、ルマンのカーレースで新記録を出そうとでもいうように、愛車のワーゲン・ジェッタを猛スピードでぶっとばす。同じ速度違反をするなら、自分のBMWでやったほうがいい。』

-- COMMENT --
 キンケイド警視シリーズ11作は、ダンカンとジェマが息子たち二人をつれて、彼の実家のあるチェシャーで過ごそうとでかけたクリスマス休暇のさなか、乳児の古い遺体が発見され、またナロウボートで生活していた女性が謀殺される事件がおきる。本作では、運河を平底船で回るボートピープルの暮らしぶり、歴史、ボートの詳しい構造やデザイン、水位を変えながらの運航方法などが詳しく紹介されていて、興味深い。
 引用は、地元警察の警部と元気のいいぶっ飛び女性捜査官のやりとり。警部自身もマイカーBMW320を飛ばすのが好きだが、彼女にはかなわないようだ。他に、一家四人で里帰りするとき使うジェマのフォード・エスコート、女性鑑識医の"年季の入ったモスグリーンのモリスマイナー"…いつも老犬アイリッシュ・ウルフハンドが後席にいる、ダンカンの父親の古いヴォクソール・ワゴン、投資コンサルタントのランドローヴァーなど。
 運河生活の聖典となっているL.T.C.ロルト『ナロウボート(Narrowboat)』や、紀行作家ポール・ゴーガティ『The Water Road』が本文中に紹介されていて、クロンビーもこれらの資料をとっくりスタディしたのであろう。(2011.2.14 #675)
キンケイド警視シリーズ

| ミステリーとクルマ | 15:51 | comments(0) | trackbacks(0) | home↑

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