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【海外ミステリ】 イアン・ランキン『最後の音楽』


◇本書から (延原泰子訳 早川 2010)
『「男性がこっぴどく殴られて殺され、殺人犯はまだ捕まっていない。犯人を見つけるのが警察の仕事です―そのことでご迷惑をかけるとしたら申し訳ない」
「あんまり申し訳なさそうな声じゃありませんね」ロジャー・アンダースンが不満そうに言った。
「いや、実際のところ、おれの心は痛んでいるんですよ。そう見えないとしたら、お詫びします」リーバスは帰ろうとするかのように向きを変えたが、そこで立ち止まった。「それはそうと、どんな車種なんですかね、明るいところに停めておきたいというあなたの車は?」
「ベントレーだ、コンチネンタルGT」
「ということは、ファースト・オルバナック銀行の郵便仕分け室で働いているんじゃなさそうですね?」
「そこからのスタートではないとは言わないがね、警部。もうこれでごめんこうむってもいいだろうか、レンジの上で夕食が焦げてる音が聞こえるように思うんでね」』

--COMMENT--
 20年にわたって続いてきた警部リーバス・シリーズの、いよいよ最終作18作。60歳の定年退職を10日後にひかえ、エジンバラ城わきでロシアからの亡命詩人が撲殺され、地域経済振興をもくろむ政治家やロシア投資家、地元の銀行家やごろつきなどなど複雑に入り組む事件をかわいがっているシボーン刑事とともに追う。 登場人物がそれぞれ個性的でしっかり描かれていたり、しゃれた会話や破綻のない中身の濃いトピックがどんどん続き、現代の英国警察ものとしてもとてもよく出来ている。未読のものが多いので既刊をじっく遡って読みこんでみたい。
 引用は殺人現場の通報者から聞き取りをするシーン、もちろん高級車ベントレーのなかでも最速・最パワフルの6リッター W12気筒ツインターボ・グランドツーリングだ。リーバスのぽんこつサーブ900、殺人現場近くにに駐車していたレクサス、駐車場管理会社の女性監督の黒いVWゴルフ、録音技師のTVR、鑑識スタッフのプリウス、麻薬取締り官のヴォクスホール・ベクトラ、銀行家のポルシェ・カレラなどなど…登場車も多彩。(2011.2.26 #677)

| ミステリーとクルマ | 14:48 | comments(0) | trackbacks(0) | home↑

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