PREV| PAGESELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | コメント(-) | トラックバック(-) | home↑

≫ EDIT

【海外ミステリ】 イアン・ランキン『蹲る骨』


◇本書から (延原泰子訳 早川 2001)
『ローナ・グリヴはあれほど飲んだ酒の影響が顔に出ていなかった。リーバスのサーブを骨董品のようにしげしげと眺めた。「まだこの車種を作ってるの?」
「新型はガスランプがついていないんですよ」リーバスが教えると、ローナがにっこりした。
「ユーモアがあるのね、嬉しいわ」
「もう一つだけ…」リーバスは車に体を入れ、<オブスキューラ>のアルバムを取り出した。
「こりゃ驚いた」コードヴァが言った。「こんなもの、めったと出回っていないのに」
「どうしてなの」妻は呟き、ジャケットの自分の顔に見入っていた。
「サインをもらえないかと思いましてね」リーバスはペンを出しながら言った。
 コードヴァはペンをとった。「いいとも。だがちょっと待てよ、おれのサインか、それともハイ・コードと書くのかな?」
リーバスがにっこりした。「ハイ・コードに決まってます、そうでしょう?」』

--COMMENT--
 警部リーバス・シリーズ11作は、エジンバラの歴史的建造物の壁から人骨が発見され、さらに議会選挙の有力立候補者と、もう一件の他殺事件が続けておきる。捜査チームに割り込んできた警察本部警部をいなしながら、相変わらず上層部に煙たがれながらも自分のペースを突き通すリーバスがうまく描かれている。
 引用は、名門の一家で殺された候補者の家族に聞き込みしにいったときのシーン。音楽プロデューサーの夫が制作したアルバムにサインを貰うのだが、この後ちゃっかりと馴染みのレコード店へ売りに出す。『最後の音楽』でも、サインいりのレコード(だったか?)をヤフー・オークションへ出品するシーンがあって微笑ましい。
 その他の主な登場車は、死体保管所の"ベッドフォードの灰色のヴァン"、警察本部のいけ好かない警部の"つやつやと輝く新しいBMW…3シリーズだが"、女性を襲う暴漢のシェラ・コズワース、名門一家のパーキングにあったフィアット・プント、ランドローヴァー、くたびれたベンツなど、返り咲きを狙うギャングの"7シリーズの黒いBMW"と"メタリックグレイのジャガーXK8"、大手建築業者の赤いフェラーリなど。 登場する主な楽曲・アルバムをコレクションしている方もいるんですね、すごい。(2011.3.10 #678)

| ミステリーとクルマ | 19:25 | comments(0) | trackbacks(0) | home↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://titoh44.blog29.fc2.com/tb.php/1454-0a9abf50

TRACKBACK

PREV | PAGESELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。