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ヴィカース・スワループ『ぼくと1ルピーの神様』


◇本書から (子安亜弥訳 ランダムハウス講談社 2006)
『僕たちは一軒の大邸宅の前に出る。大きな鉄の扉の横に、「スワプナ・パレス」と彫られた真鍮のプレートがかかっている。男の子は扉を開けて中に入る。大きくカーブした車寄せと、広い芝生の庭が見える。庭にはブランコと噴水まである。庭師が二人、芝の上で仕事に精を出している。車寄せにとめられた古いコンテッサを、制服姿の運転手が洗車している。
 男の子は僕の手を引いたまま車寄せを通り、凝った装飾の玄関まで歩いていってドアベルをならす。誰もとがめようとしないところをみると、男の子はこの屋敷の住人と一応知り合いではあるらしい。』

--COMMENT--
 著者の処女作は、クイズ番組でみごと全問正解し史上最高額の賞金を勝ちとったムンバイのスラムに暮らす少年ラムの流転の物語。貧困、格差、暴力、孤児、売春など壮絶なインドの現実が全面に語られるなかで、たった一枚のコインがクイズの出題と少年を幸運に結びつけていく。シドニィ・シェルダンの"Adventure of a Quarter"からのヒントがあったようにも思えるが、コインそのものについての仕掛けが最後に明かされ、ただ幸運の…というより、どんな逆境にもへこたれずに生き抜く、インドのたくましさ・多様性がひしひしと伝わる。
 引用は、タージマハルのアグラに流れてきてたどり着くお屋敷のシーン。Hindustan Motors(HM) of Indiaが1922年から2002年まで生産したラクジャリーカーがHindustan Contessa。そのお屋敷のメイドが妹の婚礼持参金として用意するトヨタ・カローラビなども出てくる。(2011.3.31 #681)

| ミステリーとクルマ | 12:59 | comments(0) | trackbacks(0) | home↑

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