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【海外ミステリ】 ニック・ピゾラット『逃亡のガルヴェストン』中年にさしかかった取立て屋ロイが、ボスから終われる身となり成り行きで一緒になった家出娘とその妹と逃亡を続ける…


◇本書から (東野さやか訳 早川 2011)
『カウンターに札を何枚か置いて店を出た。二晩前にテキーラでへべれけになって車を置いて帰ったのだが、どでかいフォードの84年型F-150は無事だった。おれはこの3年前のモデルが気に入っている。がっしりと角ばった、いかにも重機といった車で、ちゃちなところが微塵もない。
 カーステレオはつけずにポンチャートレイン高速道路を突っ走るあいだ、頭の中で記憶が蜂の羽音のようにうなっていた。
 グレトナ到着、フランクリンストリートを走りながら、いつが最後の仕事になるだろうかと考えていた。木を通り越すたび、ありがたいと思えとばかりに陽射しがフロントグラスに直撃するが、感謝する気にはなれなかった。自分がいない世界を思い描こうとしたが、そんな想像力はなかった。』

--COMMENT--
 ニューオーリンズ生まれの作者の初長編、中年にさしかかった取立て屋ロイが、ボスから終われる身となり成り行きで一緒になった家出娘とその妹と逃亡を続ける。ニューオーリンズや、ガルヴェストンなどメキシコ湾岸地域の街や住人がいきいきと描かれノワール作品のわりに、しとりとした情感を醸し出している作品。カール・ハイアセン、ジョー・R.ランズデール、エルモア・レナードなどのフロリダ・ミステリと通ずるテイストがある。
 引用は主人公のフォードF-150、仲間からは"カウボーイ"と呼ばれていたので、お似合いの車だ。ほかに、ロイを追う謎の黒いジャガー、20年後に現れた女が乗ってきた"かなり目立つ金色のトヨタ"などが出てくる。(2011.6.30 #693)
Lagoon 100 Mysteries

| ミステリーとクルマ | 13:34 | comments(0) | trackbacks(0) | home↑

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