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【海外ミステリ】 イアン・ランキン『影と陰』


◇本書から (延原泰子訳 早川 2006)
『リーバスは受話器を置き、上着を着てフラットを出た。トルクロスに近づくにしたがって道路が混み、そのあとロウジアン・ロードからプリンシズ・ストリートを越えてクィーンズフェリー・ロードへ入るまで渋滞が続いた。公共交通機関の自由化にともなう、市の中心部はバスの天下となった。二階建てバスや普通のバス、ミニバスまでが客を奪い合うのだ。ワイン色のLRT社の二階建てバス2台と緑色のバス2台に前方を塞がれたリーバスは、たちまち自制心を失った。クラクションを勢いよく鳴らしつつ、ハンドルを切り、渋滞した車列を猛然と追い越した。両方向へゆうくりと進む車の流れの間をすり抜けてきた。バイクのメッセンジャーが衝突の危険を避けようとしてぐらつき、横滑りしてリーバスのサーブにぶつかった。リーバスは車を停めなければならないと知ってはいたが、速度を緩めなかった。
 磁石式点滅燈のついたサイレンを持っていないのが悔やまれた。夕食やら約束に遅れそうなときに、刑事たちはそれを自分の車に取り付ける。』

--COMMENT--
 リーバス警部ものがシリーズ化された第2作。エジンバラ郊外の公営団地の空き部屋で発見された麻薬過剰摂取の青年の事故死から地元の有力者を巻き込む事件に発展する。近作ほどには込み入った仕掛けはないものの、がむしゃらに突き進むリーバスのキャラクターや、人づかいの荒さ、女性との付き合いの下手さなどこの20年前の作品でもしっかり描かれている。
 引用は事件の鍵をにぎる人物が収監され、ようやく突破口を開けそうになりサーブで急行するシーバス。犯人たちの"古びた紫色のメルセデス"、亡くなった若者の仲間をつけまわすフォード・エスコートの男、巡査たちのマイカーはメトロとホンダ750cc、不動産業者のV12ジャガーなどが登場する。(2011.7.14 #695)
Lagoon

| ミステリーとクルマ | 14:05 | comments(0) | trackbacks(0) | home↑

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