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【海外ミステリ】 デニス・レヘイン『ムーンライト・マイル』,シリーズ前作から11年もの空白があったせいか、いまひとつ緊張感に欠けるか


◇本書から (鎌田三平訳 角川 2011)
『ケニイは肩をすくめて煙草に火をつけたが、次に大声で「おい!」と叫んだ。わたしがキッチンの御影石のカウンターの上に置いてあったキーの束を取り、正面玄関から走り出たからだ。黄色いハマーが円形のドライブウェイに停めてあった。《デトロイトはどこで間違えたのか》を絵に描いたような車だ。巨体のせいで驚くほどの燃費の悪さから、イエメンのサルタンでさえ乗り回すのを控える。これでGMは企業救済措置を要求してのだからたいしたものだ。
 ハマーに乗り込んで30秒ぐらいは、まだダッジ・ラムが見えていた。車は空き地を出て、東にあるゲートに向かった。そこで、わたしからは見えなくなったが、五割の確率で国道一号に向かうと踏んで、シャーウッド・フォレスと・ドライブを猛スピードで走り、ロビンフッド・ブールヴァードをさっきと反対方向へ進んだ。』

--COMMENT--
 Patrick and Angelaシリーズはこの第6作で最終巻を迎えた。パトリックが12年前に救出した当時4歳の少女が再び失踪し、そのときのわだかまりを残した思いからロシアン・マフィアを相手に追跡を開始する。シリーズ前作から11年もの空白があったせいか、いまひとつ緊張感に欠ける構成や、主人公が探偵を廃業するに到る描写―単に歳だからふう―が物足りない。
 引用は犯罪ビジネスをひたはしる男のハマーでマフィアを追跡する主人公。<ハマー>についてよく評される言い方になっている。中国企業に譲渡される予定だったハマー・ブランドは、2010年に中国政府が承認せずお流れになり、その後どうなったのかニュースもない。無謀運転で起訴された大物判事の息子のダッジ・ヴァイパーと2009年型アストン・マーチンDB9、主人公のぽんこつジープ(以前はポルシェで、肩で風をきっていたんだが…)、少女の育ての親のインフィニティSUV、マフィアの親分のポルシェ・タルガ、少女のホンダ小型車などが登場する。 (2011.7.21 #696)
Lagoon 100 Mysteries

| ミステリーとクルマ | 17:22 | comments(0) | trackbacks(0) | home↑

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