PREV| PAGESELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | コメント(-) | トラックバック(-) | home↑

≫ EDIT

【海外ミステリ】 ドン・ウィンズロウ『夜明けのパトロール』…全編サーフィン賛歌


◇本書から (中山宥訳 角川 2011)
『折もあろうに、ブーンがおもてに出ると、レッカー車が"ブーン・モービルにフックをかける寸前だった。
"ブーン・モービル"とは、ブーンのライトバン、89年型のダッジ。日差しと風にさらされて、塗装がでたらめなまだら模様になり、ところどころはげている。
 さえない外見に反して、"ブーン・モービル"はサンディエゴの象徴とも言える。ブーンはこのクルマで各地へ出かけて、幾多の伝説的なサーフ・セッションを人々の記憶に刻んできた。改造車に乗った野心あふれる若者あたりは、太平洋岸のハイウェイ沿いを軽く流しながら"ブーン・モービル"が停まっていり駐車場を探し、ブーンが目をつけたその日最高のサーフ・ポイントを知ろうとしたりする。サンディエゴに住む大半の人々も、いずれ"ブーン・モービル"が寿命を終えたときには、カールスパッドのサーフィン博物館に飾られるのだろうと考えている。』

--COMMENT--
 前作の『フランキー・マシーンの冬』に続くサンディエゴが舞台となるが、ブーンが主役になる次作"The Gentlemen's Hour" (2009)も刊行されていて、サーファー探偵・ブーン・シリーズが今後続くようだ。サンディエゴ市警刑事をあっさり辞めサーフィンをしながら合間に私立探偵をやるかっこう良すぎる主人公が、仲間のサーファーの協力を得ながら失踪したストリップダンサーを捜す。サンディエゴの街やサーフィンの歴史や伝説の人物ジョージ・フリースなどの説明がやや冗長といった感じもするが、20年ぶりにくる大波のフィナーレにむけて波乗りの醍醐味が語られるサーフィン賛歌でその向きのマニアには垂涎ものだろう。
 ブーン・モービルは引用の落ちのとおり炎上してしまう。調査を依頼する弁護士補の真新しいBMW、容疑者の一人前科者の"緑色の86年型カローラ"、形成外科医のベンツ、ストリップクラブ経営者のフォード・エクスプローラなど。またサンディエゴへの日系移民が広めたイチゴ生産なんかの話題も取り込んでいた。(2011.9.10 #706)

| ミステリーとクルマ | 14:14 | comments(0) | trackbacks(0) | home↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://titoh44.blog29.fc2.com/tb.php/1584-10b01042

TRACKBACK

PREV | PAGESELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。