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【海外ミステリ】 ジェレマイア・ヒーリイ『ニュースが死んだ街』


◇本書から (菊地よしみ訳 早川 1992)
『ナッシャバーまでの小旅行は楽しいといってもよかった。アーニーのガレージでプレリュードの代金を払い、車両登録所と保険代理店で列を作って待った後、3号線、128号線、それから24号線を南にたどって、ナラガンセットの海岸に向かった。私のフィアットは排気ガス規制がしかれる前に輸入された最後の車の一台で、その全盛期には小型ロケットなみに走ったものだ。しかし、寄る年波と、鉛の混入したハイオクガソリンが消滅したために加速力が極度に落ちてしまっていたし、シンクロメッシュのギアボックスにもかかわらず、ギア・シフトにはしばしばダブルクラッチが必要だった。
 それに比べてホンダは、なめらかなこと絹のごとく、素早いこと猫のごとくで、5速ギアは、たった2400回転で、60マイルに近い快適な走りを可能としてくれる。
 私のモデルには電動で開閉するサンルーフもついていて、視線をあちこちさまよわすことをしなければ、コンヴァーティブルを運転しているような錯覚を与えてくれた。 しかしながら、ナッシャバーの町それ自体は、そんな車を正当に評価してくれる場所ではなかった。』

--COMMENT--
 私立探偵カディのシリーズ第5作は、ボストンの南にあるさびれた港町で警察の腐敗を追っていた地方紙女性記者の情報提供者が殺され、記者も自殺するという事件をカディが赴く。カディは地元警察から睨まれ、何者かに殺されそうなったりするが、動機はともかくも執拗に犯人を追い詰めるところが見もの。モーテルの経営者とか、地方紙のアル中気味の記者とか登場人物も味わいがある。知性派ハードボイルドとして安心して楽しめる。
 引用は、ステアリングが甘くなったりエンジンの調子が悪くなったフィアット124の修理代があまりに高く、勧められた中古のホンダ・プレリュード(シルバー、82年型、シートは赤、トリップメーター3万マイル、3500ドル)に替えて事件の町に向かうシーン。ジョギング中に橋上でひき殺そうと追いかけられるビュイック、カディを尾行していて救出してくれた男のカマロ、地方紙女性記者のアルファのコンバーティブル、マイアミに聞き込みにいったときのレンタカーがムスタング・コンヴァーティブル。
著者はよほどコンバーティブル車が好きなようだ。(2011.9.13 #707)
Lagoon 100 Mysteries

| ミステリーとクルマ | 17:01 | comments(0) | trackbacks(0) | home↑

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