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【海外ミステリ】 イアン・ランキン『滝』


◇本書から (延原泰子訳 早川 2002)
『狭い小道が村からくねくねと上り坂で続いていた。その小路をたまたま走るものは、リーバスのように、行き止まりになるか、どこかの家の私道に入るのだろうと思い込むに違いない。しかししばらくすると、少し開けたところに出た。リーバスはその端っこにサーブを停めた。
 リーバスは都会暮らしの本能に逆らえず、車をロックし、そこから踏み越し段を越えて、牛が草をはんでいる牧草地に入った。牛は農夫におとらず、リーバスに関心を持たなかった。
 牛の臭いが立ちこめ、鼻息やもぐもぐと食べる音が聞こえる。牛糞を踏まないように注意しながら、近くの並木のほうへ歩いていった。並木は小川のありかを示していた。それを辿れば滝があるにちがいない。そこで、ベヴァリィ・ドッズは昨日の朝、ちっぽけな棺とその中に入った人形をみつけたのだ。フォールズという地名の由来となった滝を見たとき、リーバスは笑ってしまった。水の落差は1メートルあまりしかない。「お前はナイアガラとはほど遠いな?」』

--COMMENT--
 リーバス警部シリーズ第12作は、失踪した銀行家の娘の事件。リーバスは、娘の実家の近く近くで見つかった人形の入った棺が何がしらの関係がありそうだと勘を働かせ、一方同僚のシボーン刑事がクイズマスターというクイズマニアからの難問を解きながら被疑者に接近していく。550ページもの厚さに圧倒されながらも、筋立ての巧妙さを堪能できる。リーバスが好きになる博物館の女性学芸員、主任警視のジル、微妙な関係のエレン部長刑事、フィナーレを飾るフォールズの工芸店主ベヴなど女性の登場が多いのも本書の特徴のようだ。
 引用は、本書タイトルになったフォールズに始めて聞き込みにいくシーン。失踪した娘のボーイフレンドのMGコンヴァーチブル、地元紙記者の赤いフォーカス、ローヴァーとBMWで張り合っている地元住人、クイズマニアの刑事のアルファ、葬儀屋のヴォルヴォS40、銀行家の親族の豪華なマセラッティとアストン・マーチンDB7、工芸店主のぴかぴかのBMWなどなど登場車も多い。 (2011.10.16 #712)

| ミステリーとクルマ | 16:24 | comments(0) | trackbacks(0) | home↑

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