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【海外ミステリ】 サラ・パレツキー『ウィンター・ビート』


◇本書から (山本やよい訳 早川 2011)
『事務所に着くと、エンジンをかけたままの車が建物の前に停まっていた。一瞬、警察かと思ったが、この車は長年乗り回している感じの薄汚れたカローラだった。わたしが事務所のドアのキーパッドに暗証番号を打ち込んでいるあいだに、運転席の人物がエンジンを切り、車から降りてきた。防寒用に着ているのはカーキ色のくたびれたフィールド・ジャケットだけで、ファスナーは開けたままだった。
「探偵さん?」その人物は脚を引きずって歩道を歩いてくるさいに、煙草の吸殻を溝に投げ捨てた。
「V.I.ウォーショースキーよ。ええ、探偵です。どんなご用件でしょう、ミスター?」
「ヴィシュネスキー、私はジョン・ヴィシュネスキー」その顔には皺と傷跡があり、声はおだやかで、疲れのにじむ低い響きだった。』

--COMMENT--
 V.I.ウォーショースキー・シリーズ第14作は、ヴィクの従妹が働くナイトクラブで女性客が殺され容疑者となったイラク戦帰還兵の若者の両親から無実を晴らすよう調査を依頼される。イラク戦でビジネスを拡げる民間軍事会社や心に傷を受ける兵士たちなどの社会問題をバックにしたやや重いテーマ。なにしろ670ページにもなる大作(しかもページ行数を増やし余白が殆どないつめ込みレイアウト)で何度もギブアップしそうなのを堪えて!堪えて!ようやく読了。近作はどれも過剰トピックス、複雑すぎ、登場人物多すぎで私にとってはしんどすぎる。
 引用は、被疑者の父親がヴィクを訪ねてくるシーン。オーナーがちょいしょぼいけど、カローラもまだまだ活躍。主人公のマスタング、従妹のニッサン・パスファインダーは近作と同じ。被疑者と仲間が乗り込むトヨタRAV4、殺された女性の家族のスバル、軍事会社の男の"黒の新型レクサス"とジャガーEタイプなど。パレツキーはかなりの日本車好きのようだ。(2010.11.3 #716)
パレツキー作品のセレクション

| ミステリーとクルマ | 20:28 | comments(0) | trackbacks(0) | home↑

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