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【海外ミステリ】 スティーグ・ラーソン『ドラゴン・タトゥーの女』


◇本書から (ヘレンハルメ美穂・岩澤雅利訳 早川 2008)
『ミカエルはACで始まるナンバーの車を突き止めようとして数日を費やした。最初はどうしていいかわからず途方にくれたが、ヘーデスタで以前整備士をしていたという人物が、フォード・アングリアという大衆車だと教えてくれた。ミカエルが聞いたことのない車種だった。
 これを受けて自動車登録局に連絡し、1966年にAC3で始まるナンバープレートをつけたフォードの全車両のリストが入手できるか問い合わせてみた。担当者はいろいろ調べてくれたが、結局届いた返事は、大昔の登録簿をひっくりかえしてみることもできなくはないが、途方もない時間がかかるし、しかもそれは情報公開原則の枠外にある、というものだった。
 夏至祭の週末から何日もたってようやく、ミカエルは借り物のボルボを運転してE4号線を北に向かった。ヘルネーサンド橋のすぐ手前で一休みし、ヴェステルルンド菓子店でコーヒーを飲んだ。』

--COMMENT--
 当方の好きなへニング・マンケル以上にスエーデン・ミステリとして話題となったらしい<ミレニアム>シリーズの第一作。良心派で弱小経済誌の共同経営者であり記者が古い名門企業グループの元会長から30年前に失踪した同家の娘についての調査を依頼される。女性差別・暴力、自らの利益にばかりにはしる大企業などスエーデン社会の負の側面をテーマにした謎解き・経済・探偵小説と欲張りかつ壮大なエンターテイメント作品。
 ただし期待しすぎたせいもあるけど粗っぽい面も多い。背景説明ばかりでウンザリの上巻、目玉の超すご女性リサーチャーの特異すぎるキャラ、狙撃までされてものんびりの主人公、女性尊重といいながら主人公のフリーすぎる愛人関係、失踪女性と主人公が子どもの頃出遭っていたというようなストーリー上は無用なトピック、真犯人となった人物への伏線がまったくなし等々。どちらかと言うとシネマ用に向いた作品かな。
 引用は、当時の古い写真に写っていたクルマのオーナーを探すシーン。他に、企業弁護士のベンツ、現会長の"マリンブルーの最新型ボルボ"、女性調査員が借り出す警備会社のカローラ、編集長のBMWなどが出てくる。(2011.11.21 #718)

| ミステリーとクルマ | 13:50 | comments(2) | trackbacks(0) | home↑

COMMENT

こんにちは。いわゆる北欧ミステリーの隆盛はすそ野が広がるという意味で大いに歓迎です。
「氷姫」に始まるレックパリとか、「制裁」の二人組作家、「罪」のアルヴテーゲンなど結構追いかけ作家が増えてきました。名前が新鮮だったり、貨幣価値がわからなかったり、夏の暑さを嘆いているあちらの人たちを面白がったりしています。
「ミレニアム三部作」は、先に本国の映画を見てしまったので、映画で追っかけました。今度ハリウッドでリメイクされ、ジェームズボンドが主演なのでこれもまた楽しみです。

ようやく「モンキーズ・レインコート」からエルビス・コールを追いかけ始めました。県内他市の図書館から取り寄せできたのですが、ほとんど読まれた形跡がないほどきれいで、市場にないのが不思議なくらいです。

初しぐれ 小猿も蓑を欲しげなり 芭蕉
これがタイトルの元ネタだとしってびっくり。
ジョー・パイクも登場して本当に楽しい作品ですね。
コルベットの色も「黄色」ではないことがわかってこれまたうれしい発見でした。

| たぶん・・・晴読雨読 | 2011/11/29 08:29 | URL | ≫ EDIT

すみません間違ってました
初しぐれ猿も小蓑をほしげ也
小の位置が・・・芭蕉様もお許しを。

| 晴読雨読 | 2011/11/29 14:31 | URL | ≫ EDIT















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