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【海外ミステリ】 チャールズ・ウィルフォード『あぶない部長刑事』


<クルマの登場シーンを抜書したLagoon 100 Mysteriesより転載>
◇本書から (浜野アキオ訳 扶桑社 1989)
『そうかい。コリンズはここに住んでいて、おれが乗り込んだとき、ウェスト・パーム・ビーチまでしかいかないといった。やつは1984年型プレリュードに乗ってた」
「それは日本車だ。日本車に乗るやつはアメリカ人じゃないね。ホンダのフットペダルは小さすぎる。フォードにはゆったり脚をおさめる余裕がある。フォードはどんな点においてもホンダに負けていない」
「おれは車のことを文句いってるんじゃないよ、おっさん。太陽の下で3時間もたちっぱなしのあとでは、羊を積んだピックアップの後ろでも喜んで乗った。とにかく、コリンズは家へ帰るところだった。おれはまた3時間かそこらのハイウェイに立つことを考えだし、そして考えれば考えるほど、冗談じゃないって気になった。そこで、コリンズの車を拝借し、自分でマイアミまで運転していくことにしたんだ」
 スタンリーは目を見開いた。「彼の車を盗んだのか。親切にただで乗せてもらったあとで?」』

--COMMENT--
 ホウク・モウズリー・シリーズ3作目は、<燃え尽き症候群>に陥った部長刑事ホウクと、フォードの自動車工だった引退生活をする老人の孤独の二人のストーリーが同時に進む。からむ犯罪者を含めていきいきとした人物描写、洒落た会話、克明に描かれる普通のアメリカ人の生活ぶりなど当方の好みの作風。同シリーズは4作しかないが、残りをじっくり楽しめそう。
 引用は老人と犯罪者が監獄で出会ったときの会話。25年前だと日本車への風当たりが強くて、こんなやりとりが普通だったのだろう。登場車は今まで読んだ中で最多で、当時の華々しい米車が目白押し。
 白昼強盗が逃走した赤いカマロかニッサン、プエルトリコ人が新聞配達する白いトヨタ、部長刑事のポンティアック・ルマン、老人夫妻のフォード・エスコート、家政婦のクジラ色のワーゲン、部長刑事の父親のクライスラー・ニューヨーカー、ガソリンスタンドで料金を踏み倒した奴の青いエレクトラ、リヴィエラビーチ警察署長の黒いビュイック・リヴィエラ、老人がマイアミの足にする茶色のホンダ・シヴィック、非具象画家?のモリス・マイナー、ショッピングセンター襲撃のために盗むネイビーブルーのニューヨーカーとダークブルーのリンカーン・タウンカー等。 (2012.4.20 #732)

| ミステリーとクルマ | 10:52 | comments(0) | trackbacks(0) | home↑

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