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【海外ミステリ】チャールズ・ウィルフォード『マイアミ・ブルース』


◇本書から (東京創元 1987 沢真理子訳)
『「フェアじゃない…それが口ぐせなのか。おまえさんはもう二十歳だ」
「だから、フェアとかアンフェアとかいったことは忘れた方がいい。たとえ天気の話をするときでも、フェア…晴れなんかなんの意味もないんだ」
「でも、たとえば─」
「いや、たとえばも何もない。おったまげた、これがおまえさんの車か」
 スーザンは1982年型の白いトランザムの運転席側ドアをあけた。フードで写し絵の赤い火の鳥が翼を広げ、流れる赤い炎が四つのフェンダー全部に描かれている。
「取り上げられずにすむなら、あたしのものになるのね。あたしとマーティンがある程度お金を貯めて初めて買ったものがこの車だった。マーティンはすっかり有頂天になったわ。でも、実際に運転したのはほんの二、三度。マーティンが望んだのは、オキーチョビーに帰ったときに友達をあっといわせるような車だった。ほら、本物のレザーのシートよ。黒のなめし革。運転してみる、ジュニア?」
「やめてこう。運転できるが、あまりうまくない。カリフォルニアの免許証を三枚もっていても、本人でないことがすぐばれちまう。それに、どこで曲がるのかいちいち教えてもらわなきゃならない」 』

--COMMENT--
 ホウク・モウズリー・シリーズ第一作は、ホウクというよりマイアミにながれついた犯罪者フレディと偽装結婚する女のつかのまの家庭生活と破綻が主題になっていて、もの悲しい結末が何ともいえず味わい深い。エルモア・レナードを彷彿させる作品。
 引用は、女の車を初めて目にするシーン。フレディが空港から乗ったキューバ人運転主のタクシーが衝突しそうになるトヨタ車、殺人課部長刑事のホウクの"あちこちへんこでいる1974年型ポンティアック・ルマン"、女のアパートの住人のビュック・スカイラーク、コロンビアの麻薬組織の紫色のキャディラック、セブン・イレブンの強盗のシヴォレー・インパラ、フレディが襲うコインショップ前に駐車していたトヨタ半トントラック※バカ売れしていたハイラックスのダブルキャブか、ホウクたちが操作の打ち上げに寄ったコンビニの黄色いノヴァなどなど。この頃トヨタ車は車名が浸透しておらず、ただ全部トヨタと呼ばれることが多かった。(2012.4.25 #733) 入力:ライフタッチ・タブレット

| ミステリーとクルマ | 15:16 | comments(0) | trackbacks(0) | home↑

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